眼科で老眼も治る?!
確かレーシックでは老眼までは治せないはずじゃなかったかしら?
そう、確かにそうなんです。レーシックはエキシマレーザーを照射することによって目の屈折力を正常に戻すことによって視力矯正をはかる治療法です。老眼は、目のピントを合わせる機能が低下することによって、遠くのものは見えても、近くのものが見えなくなってしまう症状です。老眼の進行を止めることは残念ながらできません。しかし、目の状態を10年前の状態に戻すことは不可能ではないのです。あきらめるのは早いのですよ。レーシック手術を行っている一部のクリニックでは、老眼を矯正する治療が行われているのです。老眼鏡に頼ることなく新聞や、本を読むことができる。メガネをかけず、若々しく毎日を生きることができるようになる治療法とは、一体どのようなものなのでしょう。
老眼治療にはメスもレーザーも使いません。「伝導性角膜形成術」という方法がとられます。高周波を使う安全な医療技術なのです。高周波をあてることによって、角膜のコラーゲン組織の一部を収縮させて、角膜のカーブを変えるのです。このことにより、角膜に遠近両用メガネを形成することにより、老眼の状況を改善する技術なのですよ。この治療を受けることによって、遠くのものも、近くのものも見えるようになりますよ。
この「伝導性角膜形成術」を受けるためには、レーシックの場合と同じように一定の条件を満たしていることが必要です。その条件をご説明しましょう。
・45歳以上であること
・健康な目のであること
(矯正しなくても裸眼できちんと見え、視野の狭まりや視野欠損がない方)
・近くを見るときに老眼鏡に頼っている方
・角膜中心部の厚み、角膜中心部から6mm位の厚さが基準を満たしていること。
(クリニックで事前の検査があります。)
・角膜曲率半径が基準を満たしていること。
(クリニックで事前の検査があります。)
・老眼は進行するものです。進行すれば将来、再び治療が必要であることを理解できる方。
それでは、実際の治療はどのようなものなのでしょう?
痛みは? 治療にかかる時間は? 気になるところですね。
治療は、まず点眼麻酔をすることから始まります。麻酔をしますから治療中に痛みを感じることはありませんよ。
次に、高周波をあてる場所を決めるためにマーキングします。そして、いよいよ高周波を角膜の外周に沿ってあてていきます。高周波をあてることによって、角膜のコラーゲン組織を収縮させます。高周波をあて終ったら、点眼薬をさして治療は終了です。治療にかかる時間は約3分。あっという間ですね。
しかし、この治療を受けることによるリスクがまったくないわけではありません。「伝導性角膜形成術」を受けることによるリスクなどについて、次回は説明したいと思います。