レーシックの手術前検査
レーシックの手術前検査でチェックする主な項目は下記の通りです。
屈折力
視力
眼圧
角膜の形状
角膜厚、角膜内皮細胞数
コントラスト感度
涙の量
これらの項目を最新機器を使用し、検査・測定します。
検査結果によっては、視力回復手術レーシックを受けることができない場合もあります。
具体的な例として、
近視等以外に目の病気がある方
体の病気がある方
妊娠している方
超強度の近視である方
手術を受けることができない職業についている方
などは、レーシック手術を受けられないとされています。
レーシック手術前の検査結果によって手術を受けられるとわかっても、その時レーシック手術を受けなければならないということはありません。現在は、多くのクリニックで無料でレーシック適応検査もしくは手術前検査を行なってくれますので、レーシックを受けることを考えているのであれば、まずは検査だけでも受けてみるのもよろしいですね。
それでは、実際の検査はどのように行われるのかを見てみましょう。
■裸眼視力検査
5メートル離れたところから、ランドルト環が見えるかどうかによって検査します。
ランドルト環というのは、円形の一部が欠けている、アルファべットのCのような形のものです。
■矯正視力検査
レーシック手術によって、視力がどの程度回復するかの検査です。
■他覚屈折度、角膜曲率半径測定査 他覚屈折度、角膜曲率半径測定査
視力検査だけでは、正確な視力が測定できないのですね。そこで、さらに正確な視力を測定するために行われる検査です。オートレフラクトメーターという機械で目に光をあてて屈折異常を調べます。角膜の湾曲度、屈折や、近視、乱視の度数を測定します。
■眼圧検査
眼に空気を当てて眼圧を測定します。
眼圧の正常値は10~20mmHgと言われています。
眼圧というのは、角膜と水晶体のあいだの房水が眼球を内側から支えている圧力です。
眼圧が正常値よりもだいぶ高いときは、緑内障のおそれがあるので、精密検査が必要になります。
■角膜形状解析検査
近年になって開発されたトポグラフィーという角膜形状解析装置機器を使い、角膜の湾曲、角膜の表面の形を調べるものです。低出力のレーザーを照射し、コンピューター解析をします。手術後はレーザーで照射した部分の湾曲が平坦化するのがわかります。この機械が開発されたことによってレーシック手術の精密度が大きく向上しました。
■角膜厚検査
レーシック手術を行う上で、とても重要な検査なんです。
パキメーターという機械を使い、角膜の厚さを測定します。
レーシックは角膜の表面を削ることによって視力を回復・矯正する手術です。
レーシック手術を行うことができるだけの角膜の厚さがあるかを調べる検査です。
■細隙灯顕微鏡検査[さいげきとうけんさ]
細隙灯というのは強い光源をもつ機器のことです。細隙灯をつけた顕微鏡により目を拡大し、強い光をあてて、角膜、結膜、水晶体などの状態を調べます。
■角膜内皮細胞検査
角膜は5層構造なのです。5層のもっとも内側の層にある細胞が角膜内皮細胞です。
この細胞は角膜の透明性を保つ働きをしている大事な細胞なんです。コンタクトレンズを使用すると、この細胞の働きが弱くなってしまうことがあります。一定数必要な細胞であるので、数・形などを調べます。
■瞳孔径の測定
瞳孔は虹彩に囲まれた黒目の部分のことをいいます。明るいところでは、小さくなり、暗いところでは大きくなります。瞳孔径検査では暗いときの瞳孔経を測定します。瞳孔は一般に年齢とともに小さくなりますが、瞳孔経が大きすぎるときは、夜間にグレアという症状が続き易くなってしまいます。グレアとは、レーシックの後遺症としてしばしば取り上げられるものですが、視界が眩しさで見えづらくなる状態のことをいいます。照明の下や鏡の反射などで起こってしまいます。
■眼底検査
通常は、点眼薬で瞳孔を広げ、目の奥の眼底を検査します。
この検査によってわかるのは、近視などの屈折異常以外の、網膜や網膜周辺部などの病気の有無です。近視が強度の場合、網膜が剥がれてしまう網膜剥離の危険性もあると言われています。